高校生のお子様を持つ保護者のみなさんにとって、大学受験対策選びは大きな課題です。家庭学習、通塾、通信教育といった受験対策とは別に、最近になって一気に人気が出てきた「オンライン塾」を検討する方もいるでしょう。選択肢のひとつであるオンライン塾ですが、実は詳しくはわからないという方も多いのではないでしょうか。
今人気の「オンラインの塾」とは具体的にどのようなものなのでしょうか？
「家で本当に授業ができるの？」「通塾するよりもどんな良いことがあるの？」など、
オンライン塾の種類と特徴、通学塾との比較によるメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
オンライン塾ってどんな塾？
オンライン塾は「スマートフォンやパソコンを使って、授業や個別指導を受けたりして家などで学習する塾」のことです。
インターネット環境さえあれば、日本国中だけではなく、海外からでも、場所にとらわれずに学習することができるため、家や学校から塾が遠い地方の高校生や、自分に合った塾が近くにない高校生や、部活動などで忙しい高校生などに人気です。
オンライン塾の種類とメリット・デメリット
オンライン塾といっても、その指導法や学習法はさまざま。授業の体系に応じて、大きく次の4つにわけられます。
<おもなオンライン塾の種類>
⑴映像授業型
⑵団体授業型
⑶個別指導型
⑷学習管理型
指導方法の種類とそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。自分にあったオンライン塾を選ぶためにも、それぞれの特徴について確認してみてください。
⑴映像授業型
映像授業型は、あらかじめ録画された講師の授業を視聴するスタイルです。難易度、教科や単元等別に多数の録画映像が配信されており、その中から好きな授業の映像を見て学べます。
映像授業型のメリット
自分の好きな時にいつでも利用できることや、学びたい部分だけを集中的に学ぶことができるのが最大のメリット。部活やバイトなど、忙しいスケジュールの中でも学習ができます。通学時間などのスキ間時間にも視聴しやすいことが、映像授業型の特徴です。周りの生徒を気にすることなく、マイペースに学習したい人にとって利用しやすい学習スタイルといえます。
映像授業型のデメリット
自由度が高い反面、自主的に学習することが苦手な高校生には、向いていない場合もあるでしょう。リアルタイムでの質問ができないことや、リアルタイムに授業を行わないため、集中力が持続しづらい人も少なくありません。授業後にチャットで質問ができるオンライン塾もありますが、積極的に利用しなければ、未消化のまま次の授業へ進むケースもあります。
毎日のやらなければならない学習がハッキリしているので、「何をすればいいの？」「これで大丈夫なの？」という不安がありません。
⑵団体授業型
団体授業型は、学校の授業のように、決まったスケジュールに合わせて、リアルタイムで多数の生徒と一緒に授業に参加するスタイルです。実際に通学塾で集団授業を受けているような感覚が味わうことができます。
団体授業型のメリット
団体授業型のメリットは、誰かと一緒に学んでいるという意識からモチベーションを保ちやすいことがあげられます。リアルタイムに集団で授業を受けることにより、1人で学習するよりも自己管理がしやすいでしょう。また、授業料が高額になるケースが多い個別指導型よりも、授業料が抑えられることも団体授業型の魅力です。
団体授業型のデメリット
団体授業型は、あらかじめ決められた時間、決まった教科、単元の授業が行われるので、忙しい高校生にとっては、スケジュール調整が難しいかもわかりません。また、個別の理解度に関係なく進められるので授業に追いつけなくなってしまう可能性もあります。塾によっては、質問することもできますが、大勢の人の前で質問できない性格の人は、気軽に質問しづらいかもしれません。
⑶個別指導型
個別指導型は画面の向こうに講師がいて、リアルタイムで個別指導をする形式です。講師と生徒がマンツーマンで行う指導から、講師１名に対して、2～4名程度までを受け持つスタイルがあります。
個別指導型のメリット
その場で質問や相談がしやすく、疑問点をすぐに解決できるのが、個別指導型の最大のメリットです。ほかの生徒がいない（少ない）ため、団体授業型よりもマイペースで学習を進めることができます。個別での対応なので、現在の成績や希望進路などに関係なく、いつからでも学習をスタートすることができたり、必要に応じて、何学年分か遡って学習を進めることも可能です。
個別指導型のデメリット
さまざまなオンライン塾の中でも、授業料が高額になりやすいのが、個別指導型のデメリットです。一定の時間、講師がつきっきりで指導するため、負担に感じる場合もあるかもしれません。また、生徒とのつながりが生まれないこと個別指導型のデメリットのひとつ。競争意識を持ちづらく、張り合いがないと感じる場合も少なくありません。
⑷学習管理型
学習管理型は、授業は一切行わずに、勉強の進め方を指導してくれるタイプです。志望校に合格するための学習計画を作成して、それをもとに使うべき参考書や取り組むべき学習内容を指導してくれ、定期的な進捗管理を繰り返していく学習スタイルです。
学習管理型のメリット
時間の制約がなく自分のタイミングで学習を進めることができます。一人ひとりの状況に合わせて勉強することを決めてもらえるので、やるべき勉強が明確になります。自分で何から勉強していいかわからない人には向いています。ゴールから逆算して必要な勉強をピックアップしてくれるので、無理なく、無駄なく、効率的に学習できるようになります。
学習管理型のデメリット
学習管理型のオンライン塾では、基本的に科目授業は行なわれません。自学自習で進めていかなければならないため、学習習慣が身についていない、目標が明確ではない高校生だと、学習が続かなかったり結果に結びつかなかったりする場合もあります。普段から学習に対する意識が低い高校生にとってはハードルが高い形式です。
通学型の塾との違いは？
インターネット環境の発展とスマホの普及により、オンライン学習は進化してきています。オンライン塾にも様々なメリット・効果がありますが、通学型の塾に通うのとどちらが良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。そこで、オンライン塾と通塾型の塾を比較し、違いをわかりやすく比べてみました。
勉強する場所
オンライン塾は、インターネット環境とパソコンやスマホさえあれば日本中どこからでも受講できるため、はじめたい時にすぐに受験勉強をはじめることができます。塾まで通う必要がなく通う時間や手間、費用を節約することができます。
受験生にとって時間は貴重なものです。通う時間が積み重なると、年間で相当な時間になるため、オンライン塾のほうがより多くの勉強時間を確保できます。また夜遅い時間に外出することもなくなるため、さまざまなトラブルやリスクを避けられるのもメリットです。
勉強する時間
通学型の塾は、決まった時間割になっている場合がほとんど。時には、予定の時間割で通えない場合も出てきます。一方、オンライン塾は、ある程度時間割や時間帯が決まってはいるものの、柔軟に対応できることが特徴です。部活動などで忙しい高校生でも効率的に学習できます。オンライン塾は時間を無駄にせず、計画通りに受講できることで学力アップにつながりやすいです。
授業料金
通学型の塾と比較してオンライン塾は、授業料金が安い傾向があります。通学型の塾の場合、通いやすい駅前の教室だと賃料も高く、また講師に支払う交通費等、固定でかかる費用が多くあるため、そういったものが授業料金に反映されてしまいます。ですから、同じくらいの授業料金の場合でも、オンライン塾の方が、指導内容が充実しているといったことも多くあります。授業料金が安いことで、通学型の塾と併用する高校生もいます。
教える講師
オンライン塾は、全国どこに住んでいても、質の高い指導を受けられるというのもメリットです。東大や早慶など、いわゆる難関校と呼ばれる大学はどうしても東京などの大都市圏に集中しています。そのため、これまでは、地方の高校生が都内難関大学に通う講師から指導を受けることは物理的に不可能でした。
通学型の塾の場合は、通うことができる地元の講師に限定されるため、選ぶことができません。講師との相性は、勉強のモチベーションを高めるために重要です。地元にいながら、他県の進学を希望する大学の学生の指導なども受けられる可能性があります。
友達や他の高校生とのつながり
通学型の塾は、友達や他の生徒とコミュニケーションをとることができます。お互いに現在の勉強状況や志望校について話すことで、モチベーションアップにつながることもあるでしょう。ライバルとして、お互いに高めあうことで、学力アップが期待できるでしょう。しかし、逆に保護者の見えない所で「やる気のない生徒の影響を受ける」「友だちとの会話に夢中になって勉強できない」など、塾が憩いの場になっている可能性もあることを考慮しておくことが必要です。
オンライン塾は、自分の好きな場所で好きな時間に学習できますが、家での学習となるため、遊びや休憩とのメリハリがつきにくいというデメリットがあります。オンライン塾は、通学時間の削減による大きなメリットがありますが、メリハリをつけられなければ学習意欲が低下してしまいます。オンライン塾を利用する場合は、メリハリをつけるための工夫が必要です。
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このように、オンライン塾には、さまざまなメリット・デメリットがあります。「友だちがやっているから」とか「安いから」だけで塾を選ぶと後悔することになりかねません。
学習塾WITH-ieは、オンラインの個別指導塾です。ここでいう４つのタイプのメリットをそれぞれ集め、授業→学習管理→指導→24時間質問対応を個別に提供する「総合型個別指導塾」になっているのが特徴です。
入会時に、実力テストで現在の学力レベルを把握し、受講生の志望する大学のヒアリングし、受験本番までの学習計画を作成します。
この学習計画では「どの科目を・どういう参考書を・映像授業を・いつまでに・どのくらい進めればいいのか？」ということを明確に提示。毎日のやらなければならない学習がハッキリしているので、「何をすればいいの？」「これで大丈夫なの？」という不安がありません。
計画が思う通りに進まない時や、やる気が継続しない時でも大丈夫。1週間に１度の定期面談で勉強計画の進捗を確認し、問題があれば解決できるように親身にアドバイスします。
質問も東大生ＬＩＮＥ質問で24時間受け付けているので、「わからない」はすぐに解決することができます。
このようなトータルサポートで高校生の「今、ちょうどいい学習」をしっかりサポートするので、「オンラインでも大丈夫？」という不安を解消します。
まとめ
オンライン塾にもメリットとデメリットの両方があります。「オンライン塾が絶対に良い！」ということでは決してありません。自分の性格等も考慮しながら慎重に考えてください。
オンライン個別指導塾WITH-ieでは、「いきなりオンライン塾を入塾するのは、ちょっと・・・」という方に向けて無料体験を実施しています。
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